一般的な理解で空き家は放置され、景観や防犯において好ましい状態ではないと思われがちですが、お得におうちが購入できる物件です。
うちまち的には、
1番目:空き家がでる地域は人気がなく生活しにくい地域とは限らない
住宅・土地土地統計調査(平成30年)によると、大阪で空き家戸数が多い地域は
一位 大阪市 286100戸
二位 堺市 54800戸
三位 東大阪市 44390戸
四位 吹田市 38710戸
五位 豊中市 30830戸
となっています。人気のある地域と言っていいと思います。空き家戸数の多い地域は住宅戸数の多い地域でもあるが、このボリューム感だから空き家から売り家が出やすいと言えます。
2番目:既成住宅地として住人が多く住んでいる地域である
新興住宅街ではなく古くから住宅地が広がり、ある程度住宅環境が整っていることがいいです。駅近の地域も多いですが住宅密集地であることは多いです。
3番目:高齢になった家主が住まなくなって空き家になるのは特徴がある
家主が高齢になって施設に入所になったり、死亡して持ち家が空き家になることが多いです。そのような空き家が発生するのは高齢者の人口が多い地域なのは確かです。
しかしその地域が一度にごっそり空き家地域になるのではなく、ぽつりぽつりと空き家が点在するようになりなります。その空き家の売買が成立するとその時期に適した買主が適した用途の建物を建てるでしょう。
居住地域を離れたくない高齢者が多ければ、集合介護住宅が建つでしょう。大学が近くに多ければ学生寄宿舎ができるでしょう。建物の新旧更新が点在して起こり町が少しずつ需要のある方向に変容していきます。
このような町を大都市近郊で探しています。
4番目:空き家物件が多い地域をしばらくWatchしてみる
古家の空き家といえども戸建て投資家などに賃貸用として安い価格ですぐに購入されてしまいます。しかし不動産投資家にとって購入した後の修繕費用の高くつく物件は売れ残っていることが多いです。特に水回りの修繕が必要な物件です。
また、売れ残り放置されているような物件は、放置後建て替え業者によって安く買い叩かれ新築分譲されます。
個人が空き家を買う場合ベテラン不動産投資家の購入基準から外れ、放置されかけた空き家を購入し水回りの修繕をすることになります。それでも新築物件を購入するより半分ぐらいの価格で購入できると思います。
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