令和６年４月現在東京と名古屋の間でリニア新幹線ルートが決まり建設工事がすすんでいます。一方名古屋から大阪の間のルートを決めるためにようやく環境アセスメントの手続きが開始されはじめました。三重県の亀山に中間駅がつくられるようですが、奈良県に設置されるリニア新幹線中間駅の場所はまだ決まっていないようですが、候補地は3ヶ所に絞られているようです。
候補地：JR平城山駅
関西本線の平城山（ならやま）駅にリニア奈良中間駅が設置される案です。JR平城山駅周辺はそれほど開発が進んでいない駅で開発用地確保にはあまり苦労しないでしょう。関西本線沿線に住む地域には便利でJR奈良駅の隣の駅なので観光にも便利です。大阪や京都方面への移動にも便利です。平城山駅のすぐ近くに国道24号線が通りバス移動の要にもなります。一方奈良県の北部を中心に開発が進み、奈良県南部に恩恵が及びにくいかもしれません。近鉄電車の乗り入れも令和6年4月現在はありません。
JR平城山駅車両基地に地区計画
JR平城山駅には隣接する形でJR車両基地が存在します。このほど奈良市はこの車両基地を地区計画地域に指定しました。住宅地への開発を制限する規制が設けられました。これは何を意味するのでしょう。リニア中間駅設置との絡みは明らかになっていませんがこの車両基地の開発を制限しました。
候補地：大安寺・八条地区
大安寺・八条地区に関西本線の新駅と京奈和自動車道のインターチェンジを新設されることが決まっています。奈良市中心部からJR線でひと駅の地域です。ここに奈良県のリニア新駅が設置されるかもしれません。ちょうど奈良県の真ん中近くに位置しています。奈良県リニア中間駅設置場所の有力な候補地の一つです。令和6年4月現在のところ近くに古寺の大安寺があるだけで開発しやすい地域です。
候補地：近鉄とJR線の交差付近
近鉄橿原線とJR大和路線が交差する付近がリニア新駅設置場所の候補地になっているようです。奈良県中央部に位置して交通の要所でもあります。大和郡山市にあり、近鉄線の乗り継ぎに便利で十分な用地が確保できます。
今後の動向
いずれ環境アセスメントが始まるようです。将来的にはリニア新線が国土軸になり地域の発展が期待できます。リニア車両基地の設置場所をどこにするかが今後注目するところです。平城山駅車両基地をわざわざ地区計画地域に定めて、今後リニア関連施設に開発しやすい地域に指定したことが気になっています。
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